脱毛サロンや脱毛クリニックに通ったことのある女性は、2人に1人とも言われています。今はさらに進んで脱毛される男性も増えましたよね。
しかし、そうした脱毛の意識の高まりに反して、脱毛サロンや脱毛クリニックの倒産が続いています。
脱毛したいという人口は増えているはずなのに、何故倒産するのでしょうか。
また、契約金は返金してもらえるのでしょうか。
倒産する所の予兆や脱毛サロンなどの選び方なども含めてお伝えしますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
Contents
主な脱毛サロン&脱毛クリニックの過去の倒産例
トイトイトイクリニックの公式サイトより破産手続きを行ったとアナウンスがありました。https://t.co/dfAnXxKLF8 pic.twitter.com/1R2GvpUIsx
— 脱毛倒産データベース (@datsumoutousan) February 7, 2025
医療脱毛「アリシア」倒産被害 保全策なき前払い商法https://t.co/0rAKka19OD
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) January 30, 2025
脱毛サロン「銀座カラー」倒産、前受け金の落とし穴
前受け金から多額の広告宣伝費を投入。有名タレントを広告塔に新規顧客を獲得してきましたが、需要の減少に耐えきれませんでした。
【企業信用調査マンの目】https://t.co/6ezaabUdGr— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) February 16, 2024
主な倒産脱毛サロン&クリニック | |
2022年 | TEGOSHI BEAUTY SALON、脱毛ラボ、AmSALON、キレイモ |
2023年 | ラドルチェ、シースリー、銀座カラー、ウルフクリニック |
2024年 | ビー・エスコート、アリシアクリニック |
2025年 | トイトイトイクリニック(破産手続開始) |
脱毛業界で倒産が顕著になってきたのは、2022年頃からのようですね。その前にも、小さな倒産はありましたし、これら以外にも倒産した会社はあります。
しかし、脱毛をしたいと思う人は無くなりませんでしたし、むしろ、脱毛業界は安泰で「つぶれない」と考える人の方が多かったのではないでしょうか。
その救済をしたのが、グループ会社のアリシアクリニック。
じぶんクリニックともつながっていました。全国にあったじぶんクリニックがアリシアクリニックに吸収されたと思ったら、翌年には、アリシアクリニックも倒産。
業界で最も大きな倒産だと言われています。
突然じゃなくて経営者は資金繰りみてるんだから計画倒産の疑いが強いわけだが、明らかに一番責任が重い経営者について名前を隠し、まるで存在しないかのように報道するからなテレビは。美容CMほしさで忖度して超偏向報道/【突然】医療脱毛大手「アリシアクリニック」破産https://t.co/wsrmHLmpcQ pic.twitter.com/fHBe2WJXrA
— 渡邉正裕 (@masa_mynews) December 12, 2024
脱毛サロン&クリニックの倒産の原因は?
アリシアクリニックに見る倒産する原因についてメディアでの評価を探ってみました。
倒産原因
①広告費をかけ過ぎた
脱毛業界の競争が激化したため顧客を集めるために、莫大な広告費をかけた。
②安い金額設定
顧客を集めるために他院より安い金額を設定した。
これらの対策により、人は集まったものの収入(安い金額×人数)より支出(広告費)が継続的に上回り、倒産。
しかし、気づいている人もいた’危ない’という予兆はありました。
倒産の予兆
・系列の銀座カラーが前年に倒産し、患者を受け入れていた。
・系列のじぶんクリニックを廃院ということでなく吸収し始めた。
・いくつかのじぶんクリニックを廃院にし始めた。
・予約が数か月先でも取れなくなっていた。
・一括前払いをしきりに勧められた。
脱毛サロン&クリニックが倒産した場合の契約金は返金してもらえる?
脱毛クリニックのアリシアの倒産の件ですが、クレジットカード払いでも支払いから数ヶ月以内でサービス残数が一定以上あれば一括ですでに払っていても、ショッピング保険的な機能で返金される可能性があります。カードによって違うのでお早めにお問い合わせされることをおすすめします。
— sayanu/zine 日本冷麺探訪・韓国酒旅日記 (@sayanu) December 10, 2024
会社が倒産した場合の残余財産の支払い順は、ざっと、①税金等社会的に支払い義務があるものへの支払い ②従業員の給料 ③客への返済 と法令で決まっています。
通常は、③の客への返済まで回ってくるのはマレだと言われており、従業員の給料も支払われるかどうか、、というところ。
なので、まずは契約のうちまだ履行されていない分についての返済は、「難しい」「期待できない」とみます。
ただ、もしクレジットの分割払いをしていた場合、クレジット会社によっては、例えばアリシアクリニックが患者に対しての債務を全部履行していない場合、残りの分をクレジット会社が患者に返金してくれる場合があります。
そのことは、クレジット会社との契約書の中に記載されているはずですが、契約書が手元に無い場合も、是非、当該クレジット会社に伝えましょう。
現金一括はほぼ戻って来ないですが、クレジット会社を通して分割払いをしていた場合は、返金の可能性があります。
脱毛サロン&クリニックの選び方
(2025年2月13日)
TCB東京中央美容クリニック | 湘南美容クリニック |
ジュノビューティークリニック | ルシア![]() |
|
都度払い等の有無 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
脱毛以外の施術 | 美容外科 | 美容外科 | 美容外科 | 美容外科 |
脱毛機器(院によって機器が異なる場合があります。) | ・ラシャ
・メディオスターNext Pro |
・ジェントルマックスプロ
・スプレンダーエックス ・アバランチレイズ |
ラシャ | ・ジェントルマックスプロプラス
・ジェントルマックスプロ ・ジェントルレーズプロ |
予約 | 予約が取りづらいという口コミ有り | 予約が取りづらいという口コミ有り | 取りづらいという口コミ少ない | 予約が取りづらいという口コミ有り |
倒産グループ会社の有無 | 無 | 無 | 無 | 無 |
倒産の予兆に該当する所は避けるのは当然のことですが、プラスして脱毛するならば、以下を考慮されることをオススメします。
①都度払いをする
これは、どの脱毛サロン&クリニックでも言えることです。
都度払いは割高には違いありませんが、倒産したらどうしよう、という心配はいりません。
逆に言うと、都度払いのある所を選ぶことです。
②安さだけで選ばない
安さ競争をした挙句、倒産した過去の例からも、安さを売りにした所は避けた方がよいでしょう。
脱毛には、お金がかかるものです。
TVでもタレントが「自分は全身で50万円以上かかった」「自分は70万円」と言っているくらい、お金がかかるものです。
脱毛にはお金がかかると思えば、安くしていることの裏側を考えてみてもよいかもしれません。
③脱毛オンリーのサロン&クリニックは避ける
過去の倒産したサロン&クリニックの例から、脱毛オンリー又は脱毛がメインというサロン&クリニックは避けた方が無難でしょう。
経営が脱毛だけに依存しているので、経営がうまく行かなくなったり安いメニューのものばかりを患者が求めたら、他の施術で補うということができないからです。
逆に言うと、他に施術メニューがあり、むしろそちらが順調にやられている所は、選ぶポイントになりそうですね。
④脱毛に長期間かかる所は避ける
これは備えている機材にもよりますが、数年かかる所は、いろいろな意味で避けた方がよいです。
口コミでわかりますが、
・予約がとれない
・終わるまで何年もかかった
・数回やったけれど効果がわからない
等の口コミが多い所は注意しましょう。
経営が比較的安定している所でも、上記のような口コミは見られますが、圧倒的に多い場合は、注意が必要です。
逆に、脱毛コースが完了するまで短期間ですむ所は、機器も良く、施術者の効率も良いのでオススメできます。
⑤倒産した所のグループ会社
これも過去の例から、避けましょう。
まとめ
近年の脱毛サロン&クリニックの倒産の傾向は、まだ終わっていないという話も聞きます。
ゆえに、脱毛機関を選ぶ際は、見た目で混み合っているかどうかではなく、都度払いがあるか、脱毛だけに依存していないか、値段が安すぎないか、予約が取りやすいか等を勘案して選びたいですね。
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